先日嫁さんの了解を得て映画を観てきました。
僕はここぞとばかりに二本観ようと思い、岡山の映画館の上映作品と時間を調べました。その結果2パターンの作戦が立案されました。

①岡山イオンでついに劇場公開が決まった「ローマ」アトロクでも紹介されたクリント・イーストウッド最新作「運び屋」の二本立て

②何を観ても面白いと思える映画館シネマクレールで上映中の「天才作家の妻 40年目の真実」「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」の二本立て

結果的には②の作戦になったのですが、「ライ麦畑の反逆児〜」に関しては事前情報が何もなく、サリンジャーのこともよく知らない自分が観て解るのかと思いましたが、映画を観た感想としては、今年のベスト作品更新の1本でした。とても素晴らしかったです。

主演のサリンジャーを演じるのは、「マッドマックス 怒りのデスロード」のニュークス役で話題になった俳優 ニコラス・ホルトさんです。

この映画を他の作品に例えるとしたら、文学版「ボヘミアン・ラプソディー」であり、文学に置き換えられた「クリード チャンプを継ぐ男」といったところでしょうか。もちろん全く同じではないのですが。

もはや伝説化してしまった人物を、血の通った人間として息を吹き込む事に成功した作品です。

今なお世界中で売れ続け、たくさんの人に影響を与え続けている名著「ライ麦畑でつかまえて」という作品はどうやって生まれていったのか。そして今までほとんど謎だったサリンジャーという人の人生。なぜ彼は「ライ麦畑〜」以降世間から離れ、隠遁生活に身を置いたのか。
映画の中でこういったサリンジャーの生々しい生き様がスピーディに展開していきます。観ていて退屈するどころかどんどん引き込まれ、共感し、サリンジャーと一緒に葛藤したり傷ついたりできる作品でした。

この映画を観たら「とりあえず俺もライ麦読んどくわ。」という気持ちになることを保証します。