先日、友人の結婚式で東京に行ったときに鑑賞しました。月面着陸を成功させた宇宙飛行士の一人、ニール・アームストロングさんの映画です。

監督はあの有名なデイミアン・チャゼルさん。なんと僕より年下です。

さてこの作品。僕の感想を一言で言うとスクリーンから逃げ出したかったです。

物語は大部分が人間の目線を意識した超至近距離で展開します。手持ちカメラのようなライブ感の強い映像は、映画というより本物のドキュメンタリーを観ているような感覚になります。

訓練中の様子や、飛行機やロケットに乗っている様子も徹底して主人公の目線、主人公の視野の中で展開していきますので、それはもう迫力があるというレベルではなく、物凄い緊張感と圧迫感で、観ていて死にそうになるくらいです。

この映画を観て感じるのは、その当時は月に行くのと死にに行くのとはほぼ同じだったんだなという事ですね。それくらいに宇宙へ行く事自体が未知の領域だった時代で、映画の中では本当にこれがエリートのする事かというくらいに命懸けの事をしていました。

また、今でこそこの月面着陸は歴史的な出来事として英雄的に扱われていますが、その当時、ニールさんを取り巻く世間は決して全面肯定はしていなかったという事も解ります。

そんな中で死にものぐるいにミッションに挑むニールさんですが、いったい彼は何のためにここまで命懸けになったのでしょう。

その答えはニールさんにしか解りませんが、僕は映画の中でこの問いに1つの答えを示していたような気がします。それは月面でニールさんが取るある行動です。このシーンが1番グッときましたね。

人類が初めて月面に到達したということ。それはただ行って帰るだけの単純なものですが、それがどれほど困難なことだったのか。それをニール・アームストロングの視点で擬似体験していく映画「ファースト・マン」

これはスクリーンで観た方がいい作品ですね。

月面着陸を猫の気持ちで描いた絵を貼っておきます。