こちらも東京で鑑賞しました。

東京は凄いもので、僕が観た回は満席。一席残らずお客さんが座っていまして、こんなのは岡山でも滅多にないなと思いました。

この作品は村上春樹さんの原作で、韓国の有名な監督イ・チャンドンさんが映画化したものです。

この映画についてはライムスター宇多丸さんの解説を見る、または聴くのが一番いいでしょう。

僕にとってはかなり謎の多い映画でした。正直に言うと見ていて苦痛でした。それは面白くないという事ではなく、この映画の主人公に漂っている閉塞感と、停滞感がめちゃくちゃリアルだったからです。

やはりこの作品でも、今の韓国社会の問題や歪みを下敷きにしてあるなと感じました。この主人公を取り巻く環境というのは、韓国社会に限らず現代に生きる人の多くが抱えている状況を映し出していると思います。

この作品は、鑑賞者に想像させる映画だと思います。映画の中にはいくつもの曖昧な謎が出てきますが、それに対してはっきりした答えは示されずに、主人公は常に翻弄されています。

その謎の答えは観ている側にとっても「こういうことなのかな?それとも?」と想像するしかありません。

多分、何回も観ることで発見したり感想が変わってくるタイプの映画だと思います。

満席の映画館の様子を貼っておきます。