久しぶりに高校の友人と映画を観ました。
ずっと気になっていた作品を観に行きました。

この映画はデンマーク映画ですが、すでにハリウッドでのリメイクが噂されていて注目されています。

主人公は現場の警官ですが、何らかの理由で110番センターの電話番をしています。そこにかかった一本の電話から話が展開していきます。
変わっているのは、物語が全てこの110番センターの中で語られるという所です。アクションシーンも一切なければ、登場人物もほぼ主人公しか出てきません。
観客は主人公と一緒に電話からの音声だけを頼りに事件を追っていく事になるのです。このシンプルでありながら斬新な設定が注目される理由だと思います。しかもこの設定でありながら、映画の最後まで気が抜けないほどスリルと緊張感に満ちています。

この映画は電話の向こうで起きている事は何も見えません。しかし物語が進むに従って次々に見えなかったパズルのピースが埋まっていきます。
そして次第に明らかになってくるパズルの全貌は、やがて事件そのものを越えた領域に入っていきます。
事件の本質はどこにあるのか。誰が悪いのか。そもそも主人公が抱えている問題は何なのか。こういった要素が絡み合う、見応えのある作品でした。
僕が一番印象的だったのは、一番最後の主人公の後ろ姿のシルエットです。彼が一番最後に電話をかけた相手は誰だったのか。そんなことを想像してしまうラストでした。

さて、映画が進むに連れて、僕の隣に座っている友人の動きが挙動不審になってきていました。小刻みに震えているのです。
僕は「しまった。彼には退屈だったかな」と思いましたが、後で聞くと面白すぎて興奮していた。今年観た中で1番面白い。ということでした。

しかし僕は視界の隅に入ってくる彼の動きが面白すぎて、映画の1番大事な場面で思わず吹いてしまいました。他のお客様のご迷惑にならないように吹いたつもりですが、迷惑かけてたらごめんなさい。

何はともあれ、オススメの作品です。